眠るために生き、生きるために眠る

メンヘラ男のメンヘラ克服記

やっぱメンヘラって言ったらボーダーだよね

寒威強まる今日この頃。

それでも最近ほんの僅かだが日が長くなっていることに気が付いた。

冬至を過ぎたので当たり前なのだが、時の流れの早さに焦りを感じた。

 

この時期になるとふと思い出すことがある。

以前寝食を共にしていた女性のことだ。

彼女は躁鬱(双極性障害)だった。

他にもいろいろと診断が下されていたが、メインはそれだった。

 

僕はできる限り彼女を支えようとした。

もちろん彼女も僕を支えてくれていた。

が、その生活に限界が訪れたとき、予てから疑問に思っていたことが僕の口を衝いて出た。

「そういうのさ、躁鬱関係ないよね?」

 

彼女の言動には、気分のムラでは説明できないことが多すぎたのだ。

 

で、表題に到る。

こんなことを言うとおっさん臭いと思ってしまうが、別にスノーボーダーのことを言っているわけではない。

 

境界性人格障害

パーソナリティ障害全般の診断の要点は、

1.著しく偏った内的体験と、行動の持続的で柔軟性を欠いた様式が、生活の広い範囲に見られること

2.そのため、生活に著しい支障や苦痛が生じていること

3.それは、青年期または成人期早期から始まり、長期間(通常一年以上)続いていること

4.それは、他の精神障害や薬物、心的外傷によってのみ起きるものではないこと。

の4点である。

境界性パーソナリティ障害では、さらに、これから述べる九項目のうち、五項目以上に該当することが診断の要件とされる。

1.見捨てられることに対する不安が強い

2.対人関係が両極端で、不安定である

3.めまぐるしく気分が変わる

4.怒りや感情のブレーキが利かない

5.自殺企図や自傷行為を繰り返す

6.自己を損なう行為に耽溺する

7.心に絶えず空虚感を抱いている

8.自分が何者であるかがわからない

9.一時的に記憶が飛んだり、精神病に似た状態になる

 

境界性パーソナリティ障害 幻冬舎新著 岡田尊司』P41~66

 

これが境界性人格障害(所謂ボーダー)の診断基準である。

疲れてきたので詳細はまた別で書けたらと思う。

 

ネット界隈ではボーダーには関わるなとか、ボーダーは治らない、なんて言われている。

別にこれらの意見が間違いだとは言わないが、克服することができるものだと僕は思っている。

現に冒頭の彼女は、その後いろいろともがいた結果、今は幸せに暮らしているようだ。

 

きっと克服できる、僕はそう信じたい。