眠るために生き、生きるために眠る

メンヘラ男のメンヘラ克服記

冬眠暁を覚えず

ここ数日、寒さは増すばかりだ。

こう寒いと布団から出るのが億劫になる。

「ああー、冬眠して~」などと考えているとき、空想が空想を呼んで、春眠暁を覚えずとはどんな意味だろうかとふと思った。

恥ずかしながら僕は三十数年間、暁と言う言葉の意味を知らなかった。

まあ無知は正せばよいと思いググってみると、日の出前の仄暗い時刻・情景、と出た。

で、明け方、東雲、曙、黎明、払暁、彼誰時、なんかも同義語らしい。

本当に恥ずかしい話だが、僕はこれらのうち明け方を除く語の意味も知らなかった。

彼誰時以外、見聞きしたことはあるが、意味を深く考えたことなどなかったのだ。

彼誰時は黄昏の反対語なのだということも今日知った。

全国各地に東雲という地名があり、そのうち一つは以前暮らしていた土地の近くにあるらしいことを知り、なんとなく嬉しくなった。

 

今更ながらそんなことを知り恥じる気持ちはある。

が、学ぶことができた喜びはいくつになっても変わらず素晴らしい。

それだけで今日はいい日だったと思いながら床に就くことができる。

 

 

睡眠の重要性

 

僕は眠ることが大好きだ。

眠るために生きていると言っても過言ではない。

 

その一方で、よく眠らなければうまく生きられない性質だ。

よく眠れなかった日は情緒不安定になりがちだし、単純に体調が悪くなる。それも物凄く悪くなる。

そんなの当たり前だろうと言われるかもしれないが、僕の夜更かしの基準は夜22時だ。子供並みに早い。

所謂ロングスリーパーなのだ。

 

自分のそんな体質に気が付いた中学生の頃から睡眠について考えてきた。

その頃から睡眠との戦いが始まったと言っても過言ではない。

 

皆は平気で夜更けまで遊んでいるのに、何故僕の体はこんなにも睡眠を欲するのか。

悔しくて堪らなかった青春時代。

僕なりに出した答えをここに記そうと思う。

 

睡眠の効能

 グリコの『POWER PRODUCTIHON MAGAZINE』によると、睡眠によってもたらされる効果には以下のようなものがある。

 

1.疲労回復

2.肥満防止

3.ストレス解消

4.肌質の改善

5.記憶の定着

 

で、僕にとってはこれ以外にも、

 

6.ストレスや鬱症状の緩和

 

という重要な働きがある。

 

なぜ睡眠によってこれらの効果がもたらされるのか。

ざっくり言うと、疲労回復、代謝促進、ストレス耐性強化、成長ホルモンに代表されるポジティブ要素をもたらす様々なホルモンの分泌促進、自律神経の調整、などの聞くだけで元気になりそうな活動が眠っている間に行われるからである。

 

逆に言えば、睡眠が足りていない場合はこれらと反対の効果が現れるということになる。

故に心身の健康には睡眠が大切になってくるのである。

 

と、言うわけで、ハンパになったが今日はこれにて眠ろうと思う。

 

おやすみなさい( ˘ω˘)スヤァ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱメンヘラって言ったらボーダーだよね

寒威強まる今日この頃。

それでも最近ほんの僅かだが日が長くなっていることに気が付いた。

冬至を過ぎたので当たり前なのだが、時の流れの早さに焦りを感じた。

 

この時期になるとふと思い出すことがある。

以前寝食を共にしていた女性のことだ。

彼女は躁鬱(双極性障害)だった。

他にもいろいろと診断が下されていたが、メインはそれだった。

 

僕はできる限り彼女を支えようとした。

もちろん彼女も僕を支えてくれていた。

が、その生活に限界が訪れたとき、予てから疑問に思っていたことが僕の口を衝いて出た。

「そういうのさ、躁鬱関係ないよね?」

 

彼女の言動には、気分のムラでは説明できないことが多すぎたのだ。

 

で、表題に到る。

こんなことを言うとおっさん臭いと思ってしまうが、別にスノーボーダーのことを言っているわけではない。

 

境界性人格障害

パーソナリティ障害全般の診断の要点は、

1.著しく偏った内的体験と、行動の持続的で柔軟性を欠いた様式が、生活の広い範囲に見られること

2.そのため、生活に著しい支障や苦痛が生じていること

3.それは、青年期または成人期早期から始まり、長期間(通常一年以上)続いていること

4.それは、他の精神障害や薬物、心的外傷によってのみ起きるものではないこと。

の4点である。

境界性パーソナリティ障害では、さらに、これから述べる九項目のうち、五項目以上に該当することが診断の要件とされる。

1.見捨てられることに対する不安が強い

2.対人関係が両極端で、不安定である

3.めまぐるしく気分が変わる

4.怒りや感情のブレーキが利かない

5.自殺企図や自傷行為を繰り返す

6.自己を損なう行為に耽溺する

7.心に絶えず空虚感を抱いている

8.自分が何者であるかがわからない

9.一時的に記憶が飛んだり、精神病に似た状態になる

 

境界性パーソナリティ障害 幻冬舎新著 岡田尊司』P41~66

 

これが境界性人格障害(所謂ボーダー)の診断基準である。

疲れてきたので詳細はまた別で書けたらと思う。

 

ネット界隈ではボーダーには関わるなとか、ボーダーは治らない、なんて言われている。

別にこれらの意見が間違いだとは言わないが、克服することができるものだと僕は思っている。

現に冒頭の彼女は、その後いろいろともがいた結果、今は幸せに暮らしているようだ。

 

きっと克服できる、僕はそう信じたい。

 

メンヘラがメンヘラたる所以は愛着の問題にあるのかもしれないというお話

12月26日

 

気が付けばもう年の瀬。

と言うか間もなく今年が終わろうとしている。

つい「早いなあ」などと言ってしまうが、振り返ればいろいろなことが起きた一年であった。

愛したり愛されたり、傷ついたり傷つけたり、金を得ては失い、環境も変わり、仕事の役割も変わり、人の温かみを知り、とにかく激動の年であった。

正直辛いことが多く、一年のほとんどを暗い気持ちで過ごしていたが、おかげで多くを学ぶことができ、大きく成長できた年であったと思う。

 

駄文にお付き合いくださっている皆さんにとって、今年はどんな一年だったろうか。

残り数日、実りある日々であることを祈っています。

 

メンヘラおじさん

 

 

さて、初の記事なので簡単に自己紹介させて頂くが、僕は所謂メンヘラだ。

もう断言するがメンヘラだ。メンヘラおじさんだ

 

メンヘラとは、簡単に言えば病んでいる人である。

本当は定義を載せようと思い検索してみたのだが、あまりにも面倒なのでやめた。

 

今なら超ベジータの気持ちがわかる。

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からの

 

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これだ。

 

話が飛んだが、そもそも広義過ぎて定義づけが難しいらしく、weblio辞書も病んでいるんじゃないかってくらいごちゃごちゃしていたので、興味のある方は各自検索してみて欲しい。

 

そんなメンヘラちゃんなわけだが、今年はメンヘラを克服しようと思いいろいろともがいてみた。

ネットで検索しまくり、本を読み、様々な人の話を聞いた。ついでに精力増強サプリなんかにも手を出したが、僕の場合これについては効果があったのかどうかはよくわからない。精力や性欲も精神状態にかなり依存しているからだ。

 

話が脱線しがちだが、そうしていろいろともがいた結果、"愛着"というものが情緒不安定さの原因になっているのではないかという結論に到った。

 

 

愛着とは

 

 

愛着という言葉は、「愛着のあるもの」や「愛着のある場所」といった具合に、甚く気に入った物質を指すものだと思っていたのだが、実はもっと深い意味を持つ。

Wikipediaによると愛着とは、

慣れ親しんだ物事に深く心を引かれ、離れがたく感じる事を言う

らしい。

これだけでは僕がもともと思っていた意味を美しい言い回しで表しただけにすぎないが、重要なのは心理学における愛着である。

これもWikipediaから引っ張ってくる。

心理学における愛着とは、他人や動物に対して築く特別の情緒的な結びつき、特に幼児期までの子供と育児する側との間に形成される母子関係を中心とした情緒的な結びつきという意味でも使われる

長くなりすぎるので詳しくは後の記事で徐々に書こうと思うが、どうもこの愛着というものが我々の精神、さらに言えば生きることの土台となっているらしい。

 

「別に人は好きじゃないし、結びつきなんて必要ない」「一人で生きていきたい」

そんな風に思う人もいるだろう。

僕もそうだったし、今でも心の半分以上の部分ではそう思っている。

 

しかしこの愛着というものは、「誰とでも仲よくしよう」「人は一人では生きていけない」なんて道徳じみた意味の言葉ではない。

 

人間に備わっている重要な機能であり、この愛着の部分が不安定であると、精神的、身体的、果ては社会的に様々な問題が生じるようになる。

逆に安定した愛着が備わっている人であれば、一人で生きていくことも可能であるように思える。

 

眠たくなってきたので愛着については次回以降に書きたいと思う。

 

 

皆さんも暖かくして休んでください。